猫さんと絵と私と

いろんな猫さんとの出会いと別れ・・でもやっぱり猫が好き!!

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路地裏の王子様

 路地裏の王子
 
 ボクは ”チ-ちゃん”と呼ばれている。でも本当の名前は違う。
 その名前は明かすわけにはいかない。
 なぜなら、ここが気に入っているから。

 ボクは大きな家に住んでいた。ふかふかのソファの上がボクの指定席。
 食事はいつも高級品。ただ、家の人が留守がちで寂しかった。
 もちろん外には出られない。一人で窓から外を見ていることが多かった。
 
 ある日、テラスの戸が少し開いていた。
 手を入れて体を回すと難なく開いた。すぐ帰るつもりだった。
 外の世界が知りたかった。少し庭の中を探検した後、庭から出た。
 
 外の世界は刺激に満ちていた。草や土のにおい。日向の暖かさ。
 小さな虫を夢中で追いかけた。でも行動は慎重にした。
 他の猫や人間に見つからないように。                                                  
 路地から路地へ走り回ってちょっと疲れたとき、おばちゃんの声がした。
 ”あんた、どっから来たの” どこにでもいる下町のおばちゃんだ。
 猫が好きだという事はすぐにわかった。
”ミャー”と言ってみたら頭をなでてくれた。

 おばちゃんの家は路地に面した長屋風アパートの一階だ。
 小さな家が密集していて、ほとんどの家が入り口に
 所狭しと花を植えている。おばちゃん家には茶トラと白黒の
 猫がいて、花の蔭や塀の上でくつろいでいた。
 
 本当にすぐ帰るつもりだった。
 おばちゃんのくれるご飯は安物だったけど、
 車のほとんど来ない路地で二匹の猫達とのんびりしていると
 最高の気分だ。帰ろうと思えばいつでも帰れる。
 だから、もうしばらくここに居ようと思う。
 やさしいおばちゃんと一緒に。
 
 アメリカンショートヘア君

 私の実家の近くに本当にいる猫君です。
 高そうな猫が路地で遊んでいるのは少し不思議な光景です。
 実際迷い猫だそうです。
 私の勝手な想像で書いてみました。

 路地が遊び場

 
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